










THE STORY
声が語るブランド
2018年以来、私たちはレイキャビク・グローバル・フォーラムと協働し、一人ひとりの「声」を最優先し、多くの女性たちが自らの手で変化を生み出せるブランドを構築してきました。彼らの目的は、世界のリーダーを集め、知識をアイデアに、アイデアを行動へと変え、具体的なインパクトを生み出すことです。
その理念を表現するため、私たちは「声」を中心としたブランドアイデンティティを構築。議論のきっかけとなる「影響力のある声」そのものを象徴する引用符(クオーテーションマーク)をコアシンボルとしました。そして2023年には、パープル、ミント、アイスブルーのパレットでデザインシステムを一新。引用符を「人々」に見立てることで、ブランドの目的をより明確に反映するデザインへと刷新しました。
事の始まり
1975年10月24日、アイスランドの女性たちの90%が、職場の差別、男女間の賃金格差、軽視される家事労働に抗議するため、一斉に仕事を休みました。彼女たちが職場を離れたことで、学校は閉鎖され、工場は操業を停止し、父親たちは子どもを職場に連れて行かざるを得なくなるなど、アイスランドは国全体が機能停止に陥りました。
アイスランドのフェミニスト団体「レッドストッキングス」が主導し、手紙、はがき、チラシ、電話連絡網、ラジオ、歌、テレビ、戸別訪問といったあらゆる手段で呼びかけられたこの平和的なストライキは、レイキャビクを大規模な集会で埋め尽くし、世界の社会運動に火をつけました。
その結果はまさに革命的でした。平等権に関する法整備を後押しし、世界で初めて民主的に選ばれた女性大統領ヴィグディス氏の誕生を可能にし、その後の育児・育児休暇制度の発展の礎を築きました。今日、アイスランドでは女性が要職の約半数を占めています。これは、声を上げ、行動することで、いかに大きな変化を生み出せるかを示す力強い証拠です。
歴史を動かす
私たちの使命は、「クヴェンナフリーダグリン(女性の休日)」50周年を祝い、その歴史的意義を称えることでした。そして、アイスランドが実践した成功の青写真を世界に共有し、「私たちも後に続こう(dare the world to follow)」と呼びかけるキャンペーンを展開。レイキャビクに留まらず、世界中の人々の日常へと広がることを目指しました。
DEAR SHE
1975年、このムーブメントは手紙、新聞、ポスター、歌といった、手に取れる「言葉」を通じて広がりました。デジタル化が進んだ現代でも、その手から手へと伝わる温かい力は色褪せません。
私たちのアイデアは、この運動の中心にあった「手紙」の表現に着想を得ています。「Dear She(親愛なる彼女へ)」を「Dare She(彼女は挑む)」へと転換。これは、丁寧な呼びかけから、勇気ある行動への変化を示唆するとともに、当時の抗議活動のメインソング『Áfram Stelpur』の一節「私にはできる、望むなら!」へのオマージュでもあります。言葉がキャンペーンの中心にあるからこそ、メッセージは紙面からステージまで、まるで語りかけるように響き渡ります。
WE DARE, YOU DO.
このアイデアから、私たちはグローバルキャンペーン「Dare We」を立ち上げ、「Dare Weジェネレーター」を開発しました。これは、誰もが自分だけのメッセージを瞬時に作成・共有できるクリエイティブコーディングツールです。ユーザーはRGFツールキットからフォーマット、色、手描きのイラストを選び、RGFサイトから直接SNSに投稿できます。
私たちは、1975年のポスターにインスパイアされた特注の見出しフォント、手紙のような左揃えのタイトル、そしてページのように柔軟に動くグリッドデザインを制作しました。写真はパンク・レトロ調のデュオトーンで、自信に満ちた、ありのままの女性たちが中心に力強く写し出されています。手作りの切り絵イラストはオリジナルのプロテストアートを想起させ、50周年記念マークとRGFロゴが一体となってキャンペーンとコミュニティを結びつけます。
バーソン社のPRスペシャリストと連携し、RGFがLinkedInとInstagramで高いエンゲージメントを獲得できるよう、ソーシャル戦略とコンテンツプランの策定も支援しました。