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UDトラックス

B2Bビジネスにおいて力を発揮するアイデンティティの誕生

UD

真のグローバルブランドとなるために

1935年に日本デイゼル工業として設立された日産ディーゼルにとって、アルファベット「UD」は、創業時に開発した象徴的な技術である「Uniflow scavenging Diesel engine(ユニフロー掃気ディーゼルエンジン)」から派生とした記号として特別な意味を持っており、またその記号は、信頼性の高い企業であることを目標とする「Ultimate Dependability(究極の信頼性)」という企業スローガンによって受け継がれていました。
2007年、日産ディーゼルは、ボルボ・グループによるアジア市場における戦略強化の一環として、グループ傘下となります。
真のグローバルトラックブランドとして生まれ変わるために、大規模なブランディングプログラムが求められていました。

UDの歴史と込められた思い

日産ディーゼルブランドは、世界の地域ごとに名称もデザインも様々なものになっており、雑然として印象の薄いものになっていました。世界のマーケットに共通して「UD」という記号を使ってはいたものの、明確なブランドポジショニングは持ち合わせていませんでした。
新社名に「UD」を継続して使用するという基本戦略とともに、グローバルブランドとして明確なポジショニングが必要とされていました。
また、機能性重視のトラック業界においては、それまではブランディングはあまり重視されていませんでした。したがって日産ディーゼルにとってのブランディングは、ビジネスのグローバルレベルでの成功に結びつくものでなくてはならず、単に見た目をどう変えるかという問題ではありませんでした。
B2Bの世界では、ブランドのタッチポイントの数に限りがあるため、ブランド体験は主に従業員の行動や態度によってもたらされます。このブランディングプロジェクトのチャレンジは、いかにすべての従業員にブランドの考え方を彼らのビジネスの中心となるアイディアとして共有させるかということでした。

顧客とともに進み行くブランドへ

ランドーは、ブランドの強みと独自性を「顧客との信頼関係」「トラックビジネスに対する情熱」「商品とスタッフの信頼性」に見出し、ブランドドライバー “Road to Your Success”を開発しました。“Road”という言葉を使うことで、人はトラックとトラックビジネスを容易に連想することができます。
ブランドの中心となるアイディアは、デザインに視覚的にも表現されています。ブランドマークの中心に描かれている斜め線はブランドと顧客がともに進む道を表しています。
また二次的デザイン要素として、ブランドの柔軟性、可能性、パワーを直感的に表現したオーバルのラインが開発されています。
また、限られたブランドタッチポイントを克服するために、大規模なブランドエンゲージメントプログラムが行われました。経営層との15回以上のセッション、200名以上のマネージャークラスに対するワークショップが、ブランディングに勢いをつけるため、またブランドに対する理解を確かなものにするために行われました。

UD

B2Bビジネスをブランディングで変革

ブランドワークショップに参加したメンバーの8割以上が、新しいブランドを好意的に受け止め、コンセプトに対する理解が深まったと回答しました。
当時の社長であった竹内覚氏は、「ブランディングはUDトラックスにとって必要な投資であり、その結果は期待を超えるものだった」と語りました。