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日本の未来を切り開け

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未来への選択

新日本石油株式会社は「ENEOS」ブランドを展開する石油業界のトップ企業グループであり、新日鉱ホールディングスは石油事業の「ジャパンエナジー」と非鉄金属事業の「日鉱金属」を併せ持つ金石両輪経営という世界的にもユニークな企業グループでした。両社をとりまく事業環境は、「低燃費車の普及や景気低迷などによる国内の石油需要の減退」「原油精製能力の過剰による精油所の稼働率低下」といった構造的な課題を抱えていました。また、「新興国を含めた資源獲得をめぐる動き」「地球環境保全のための温室効果ガスの大幅な削減」「新エネルギーや省エネルギー開発への期待の高まり」といった世界的な変化にも直面していました。より大きな総合エネルギー・資源・素材グループになることで、グローバルな視点からエネルギー・資源・素材の安定的、効率的供給を実現すること。そして、次世代エネルギー開発や資源の有効活用、水素社会や資源循環型社会への挑戦も大きなテーマでした。

変化への決断

さまざまな課題や変化に先手を打ち、激化する競争を勝ち抜くために、両グループは経営資源を統合し、新たな経営理念の下で飛躍することを決定しました。ランドーの挑戦は、新しい経営理念との一貫性を持った、新たな「名称」「グループスローガン」「CIシンボル」を同時並行で開発することにありました。本プロジェクトには、ニューヨーク・香港・東京のランドーグローバルチームが参画しました。なかでも、日本石油を源流とする“新日石”、日本鉱業を源流とする“新日鉱”という名称は、産業界での高いステータスと両社社員における強い愛着があり、社名変更には大きな決断が必要でした。しかしながら、世界でも類を見ない「エネルギー・資源・素材」という幅広い事業領域を持つ複合的グループ企業体として、固定観念を打破して更なる成長を目指すために、両社の経営トップは新名称を採用するという大胆な変化への決断を下しました。

経営理念を具現化した新しいCI

経営理念は、役員・従業員全員が共有すべきJXグループの存在意義・価値観を表した最上位の概念であり、すべてのコミュニケーションは経営理念の実現を目指したものであるべきです。プロジェクトは、常に“経営理念に求心力と遠心力を与えること”を念頭に進められました。CI委員会との共同作業は、数百案に上る候補案の検討、グローバルレベルでの需要性の確保や商標権の保全等、多岐にわたるものでした。15ヶ月にわたるプロジェクトによって、新名称は「JX(J=日本、X=未知への挑戦や未来への成長)」に決定。新グループスローガンは「X」に“みらい”とルビを付したこれまでにないスタイルで経営理念のエッセンスを印象的に表現し、新CIシンボルは「緑の地球」をテーマに地球環境とJXグループの永続性を象徴するデザインが採用されました。2010年4月、新生「JXグループ」が誕生。連結売上高10兆円の巨大グループが誕生しました。