Landor MOS Hero 01 3840X2160pxLandor MOS Hero 02 3840X2160px
ミラノ交響楽団(Orchestra Sinfonica di Milano)はイタリアで最も権威ある交響楽団のひとつであり、ミラノの街や人々の心と深い繋がりをもつ楽団です。Landorは、デザインの中にこうした重要なルーツを組み込み、楽団が発信するブランドアイデンティティを一新させました。この新しいデザインに宿る普遍性は楽団が生み出す音楽そのもの。躍動感と近代的な印象を与え、「アップテンポな成長」というブランドイメージがそのまま体現されています。
Landor MOS Visual 02 3840X2160px
Landor MOS Visual 07 2160X3840px
Landor MOS Visual 08 2160X3840px
Landor MOS Visual 09 3840X2160px
Landor MOS Visual 10 2160X3840px
Landor MOS Visual 11 2160X3840px
Landor MOS Visual 13 3840X2160px

ミラノが生んだサウンド


「アップテンポな成長」には、ミラノ交響楽団の演奏曲目や聴衆の数、そしてブランドの発信機会 という側面における成長という意味が込められています。「アップテンポ」は、ミラノ交響楽団の音楽だけでなく、ミラノの街に刻まれた熱いリズム、未来への期待、そしてイノベーションをも表現しており、まさにブランドにぴったりな言葉です。楽団のブランドイメージを再構築するうえで、私たちは特に、創造的な表現を人々に伝えるという楽団の役割に重点を置き 、ミラノが生んだ音楽や文化を取り入れることを大切にしました。


絶妙なハーモニー


Landorのスペシャリストが生み出したのは、共感覚にインスパイアされた特別なタイプフェイス「TUMB TUMB」です。ミラノでよく見られるスタイル「未来派」の伝統的かつ親しみやすいデザインを取り入れており、ラノ大聖堂の尖った形を思わせるセリフ(アルファベットの線の端に見られる装飾)が特徴的です。


ロゴマークもまた、ミラノの建築様式を反映するだけでなく、共鳴するようなデジタルデザインによってブランドの先進的なアプローチを表現しています。ロゴやその文字デザインは、映像上のさまざまな音楽に反応し、音の力強さに呼応するように広がったり細くなったりと形を変えるのです。これにより、ブランドがもつ爆発的なエネルギーが表現されると同時に、20世紀前半のアート作品を想起させる視覚的な効果がもたらされます。


ブランドデザインの色使いにも20世紀の芸術運動の影響が取り入れられており、未来派作品に見られるような色彩が採用されています。ミラノで生まれた文化をデザインの中に組み込むことで、あらゆるジャンルを含む幅広い表現が可能になります。


「世界最高峰の楽団として責任をもち 、独自のアイデンティティを掲げながら世界中の人々に向けて音楽を届けていきたいです」—ミラノ交響楽団会長Ambra Redaelli氏


RESULTS
D&AD イエローペンシル/ブランディング部門/大企業/ロゴ/2023
D&AD グラファイトペンシル/ブランディング部門/大企業/ブランド リフレッシュ
D&AD グラファイトペンシル/タイプデザイン・レタリング部門/シングル タイプフェイス