思いのままに
ユーロトンネルは、世界が注目する技術的偉業であり、1994年から海峡を渡る旅人たちの足となってきました。今こそ、「LeShuttle」というシンプルな新名称を用いて、あまり知られていないこのサービスブランドの差別化を図る時です。
LeShuttleは、時間の正確さ、持続可能性、そして利便性の面で他の交通手段より優位に立ち、競合との差別化を図りながら、若い世代が最初に思い浮かべるサービスとしての地位を確立する必要がありました。「あなたの道のり(your way)」戦略の下、私たちは海峡トンネル30年の歴史の中で最も大規模なリブランディングに乗り出しました。
ペース、場所、人
この大改革への道は象徴的なワードマーク(会社や商品の名前をその文字のみを用いて意匠化したもの)の作成から始まりました。トンネルを思わせる新しいデザインで、速さと利便性をシンプルに表現しています。冒険の始まりと終わりを象徴するこのデザインはブランドの中核であり、新しい体験への入り口となります。
このワードマークでは、黒と白を基調とした滑らかな美しさと、人間的な要素とが融合しています。海岸、崖、ラベンダー畑など、まるでユーザーが撮影したようなスタイルの写真を使用することで「完璧」ではない親しみやすさを演出し、さらに、メッセージ性の強いタイプフェイスで印象的なデザインに仕上げました。
また、新しいバーバルアイデンティティも「あなたの道のり(your way)」を体現しています。ロゴの3つのパートは、旅の前、旅行中、そして旅行後を表し、それぞれの旅のストーリーの長さや、ペース、場所、そして人によって異なる旅の様子を、遊び心を交えて表現しています。
次の30年に向けて鉄道は進む
未来に向かって動き出したこの新しいブランドデザインは、駅ターミナルの看板からテレビ、ソーシャルメディア、制服に至るまで、あらゆるタッチポイントに使用されています。これは、LeShuttleを次の世代へと繋げるデザインであると同時に、自分らしい旅を求める人間らしさを変わらず伝えています。このコントラストこそ、これから先、何十年にもわたってLeShuttleが唯一無二の存在であり続けるための鍵なのです。
新名称が導入されて以来、LeShuttleはスピード 、利便性、そして持続可能性の面で以前のブランドを上回るパフォーマンスを見せています。若い世代からの注目度は8%増加し、ブランド改革の認知度も競合に比べて11%高くなっています。
「新しくなったLeShuttleでは、確かなスピードとサービスが提供されています。会社のストーリーを伝えながら、新しい時代の旅の在り方を受け入れる、これまでにない未来志向のブランドになりました」
— Getlink、最高経営責任者、Yann Leriche氏