












行く先を照らす光
今回の課題は、複雑なコミュニケーションの分野において、新しく生まれ変わるバーソン(Burson)というブランドを業界のリーダーとして強くアピールすることでした。私たちは、このブランドが持つ名高い先駆者の精神を再びよみがえらせることを目指しました。その方法とは?それは、戦略的で明確、かつ独自性のあるコミュニケーションを求める企業に響く、時代を超えた「ストーリー」を形にすることでした。
光輝く卓越性の誕生
今回のプロジェクトは、後にBCWとなったバーソン・マーステラ(Burson-Marsteller)の創業者・チェアマンのハロルド・バーソン氏が残し、現在まで受け継がれている「パブリック・リレーションズは根本的に問題解決を専門とする領域である」という言葉に託された不朽の真実から始まりました。「20世紀で最も影響力のあるPRの人物」とも称えられるバーソン氏は、自身もそのキャリアを通してこの先駆的な思考を貫きました。
バーソン氏と同様に、私たちもまた、コミュニケーションの核心的役割は問題解決であると信じています。問題解決とは、隠れた機会を特定し、卓越した簡潔なコミュニケーション戦略を実現して真の影響を及ぼす力です。こうした考えから誕生したブランド・アイディアと表現コンセプトが「Simply Brilliant(卓越性あるのみ)」です。「光」に着想を得たブランドデザインは、暗がりの中で真っ直ぐに答えを照らし出し、創造的な解決策を導くイメージを表現するものです。
斬新なクリエイティブ
私たちは「無駄は不要。必要なのは卓越性だけ」という考え方をデザインの核として、明確さの象徴としてのブランドをアピールするデザインを生み出しました。45度の角度でシャープな印象をもたらすワードマークは、問題解決に対する直接的かつ明確なアプローチを反映。光と影に着想を得たブランドロゴには、ワードマークのイメージを無理なく想起させるデザインを採用し、明確さと卓越性に対するバーソンのコミットメントをさらに強調します。カラーパレットは白と黒を中心として率直で明白な印象を伝え、光や分かりやすさを象徴する鮮やかな黄色を差し色として使用しました。
写真はビジュアル・アイデンティティの中で重要な役割を担います。私たちは、用途に合わせて柔軟に適用・刷新できるシンプルなフラッシュスタイルの写真を採用しました。さらに今回のブランド再生の本質をより深く捉えることを目指し、アートディレクターでありハロルド・バーソン氏の実孫にあたるウィン・バーソン氏(Wynn Burson)の協力を得、バーソンのレガシーを深く理解する氏の協力により、この業界で頂点に立つ彼の祖父が築いたブランドにふさわしいデザインの確立を目指したのです。
バーソンの卓越性
バーソンは、レピュテーションによる新時代の価値創造のために生まれた唯一のグローバル・コミュニケーション・エージェンシーです。造的な問題解決を通してシンプルで明確、かつ効果的なソリューションを提案し、クライアントのために長期的な価値を創造するという新たなビジネスの形を照らし出しているのです。
照らし出された成果
「これまでの他のブランド再生の事例を振り返ってみても、ここまでの興奮と熱意を伴うケースは見たことがない」– PRWeek Podcast
「インサイトを照らし出し、機会を導く光の力に着想を得た新しいビジュアル・アイデンティティは、大胆な創造性と効果的なソリューションをもってクライアントの想いに応えるという企業のコミットメントを強く表している」– Storyboard18