ランドーのストーリー
受け継がれてきた新鮮な発想
1964年、創立者のウォルター・ランドーは誰も予想だにしなかったことを実行しました。ランドーの本社をクラマス号というフェリーボートに移転したのです。この船は彼がオークションで購入し、サンフランシスコ湾に係留していたもので、大胆な選択と新鮮な発想のシンボルとなりました。ほどなく、クラマス号はその中にあるスタジオから生み出される数々の画期的なクリエイティブワークや、多彩な文化人が訪れることで知られるようになりました。訪問者にはアンディ・ウォーホール、トム・ウルフ、三宅一生、マーシャル・マクルーハンなどがいます。
ウォルターの残した進取のスピリットは、今日もランドーの中で脈々と生き続けています。デジタルを駆使し素早く行動する新たな競合によって老舗ブランドが包囲されてしまうこの時代に、もはや従来型のブランディングアプローチは機能しません。そこでランドーは、自分自身が作った手法を自ら一新。変化を糧に成長してチャンスをつかむ、「アジャイルなブランド」を生み出しています。